もののけの世界にようこそ
今週のお題「最近あった3つのいいこと」
最近あった3つのいいこと
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最近のいいことは、あまりびしっとこないですが、たわいも無い事を書きます。
*「変わらないね」と言われ、ニンマリ
久しぶりに3回続けて、ご無沙汰していたそれぞれの友人達に会い、皆に「全然変わらないね」と言われ、ちょっと嬉しかった。家に帰って、息子に「全然変わらないで若いね」と言われたと話したが、毎日ノーメイクの私の顔をみているせいか、「ふーん」と気のない返事。つまらないったらありゃしない。
蔦屋で内館牧子さんの「すぐ死ぬんだから」という本が目にとまり、今読んでいる。78歳の忍ハナは、60代までは身の回りをかまわなかった。だがある日、実年齢より上に見られて目が覚める。「人は中身より外見を磨かねば」と。(カバーの解説より)
私もごく最近までスタイルとか、化粧とかぜんぜん無頓着だった。お腹はぽこっと出ていて凄い格好が悪かった。でもある時、なぜか母と私だけが食あたりを起こし、下痢が一週間続いた。絶食もして、私の腹はぺっちゃんこになった。でも鏡を見て思った。結構いけてるじゃん。それ以来私は見てくれを気にするようになった。それにしてもあの腹は宿便だったのかな。
内館さんの考え方や語り口が自分と共通で実に面白い。
*食品ロスが減った
以前のお題の「マイベスト家電」で冷蔵庫をきちんと整理して食品ロスを無くそうと思い、徹底的にお掃除してどこに何が入っているか把握できるようにした。いつまで続くかわからないが食費の削減に努めたいと思う。
*もののけの世界にようこそ
私は40年間、別荘地の管理の仕事をしていた。
10年ほど前に、別荘オーナーの方が、高齢で、もう遠方から来れないし、娘さんもいらないと言うので何とかして欲しいと言われ、低価格で譲って頂いた。自宅から一時間ほどの距離で土日には親戚やそれぞれの友人を誘って宿泊し、別荘ライフを楽しんだ。
最近は主人の入院などがあり、途絶えていたが、敷地内の草刈りをしなければと思い行くことにした。主人の姉を誘ったら行くとのことで私と息子、主人の姉と娘2人で行って来た。姉達は本支度でやる気満々。息子はビーバーで、私達は鎌で刈った。
主人の姉は私達の結婚には当初、大反対であった。自分と7歳離れた可愛い弟を、3歳年上の女に取られたくなかったと思う。まして私は一人娘で私の親も大反対だった。でも私達は反対を押し切って結婚した。はじめのうちは大変だったが、最近は仲良くやっている。夫が入院してからは運命共同体とでも言おうか、もっと親密になった。夜がふけるまで皆で語り合った。とてもいい時間であった。
以前、雑排槽が2回ほど破壊されたことがあった。多分熊の仕業だと思う。そこでビデオカメラを設置したところ、いろいろな動物が映っていた。熊、ニホンジカ、カモシカ、狐、アナグマ、動物の通り道になっているらしい。私が車で巡回しているとき熊が沢に降りて行くところを見た。中くらいの大きさだったが毛並みが真っ黒でつやつやしていた。しかし、仕事で鈴を付けて笹藪の中に入ったりしたが、40年間熊には出くわさなかった。息子いわく、「お母の加齢臭のせいかも」と失敬なことを言う。
山荘はかなり傾斜地に建っている。ベランダから見る景色は、白樺の木や雑木が立ち並び、まさに宮崎駿のもののけ姫の世界だ。静寂の中をシシガミ様が地面を踏みしめて通り過ぎていく場面が目に浮かぶようだ。息子は1人で来た時は暗くなるまでベランダで耳を澄ませていると少し離れた所をカモシカの親子が通っていったらしい。
動物達の生息域に私達が入っているのだから、とにかく気をつけて共存するしかない。
夏は下界より気温が10度位低い。快適だ。
早く夫の病気が治って山荘に連れてきたい。そして姉達家族と一緒に語り合いたい。
ホタルブクロが咲いていました。