鎌倉殿の13人

 私は毎週NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を見ている。しかし最近は悲しい話ばかりだ。先週は義経が死んだ。昨日は義時の妻の八重が川でおぼれそうになった子供を助けようとして流されて死んだ。来週は伊豆から帰った義時が嘆き悲しむことが予想される。

 ドラマの冒頭は源頼朝が奥州平泉の藤原泰衡を攻めた時に、泰衡の家来が手柄ほしさに主君の首を持って来たら、頼朝が怒って打ち首にしてしまった。

 昔、平泉に旅行した時、金色堂を見て資料館で泰衡の首を入れたという桶を見た。誰の物かは忘れたが、頭の形に窪んでいた箱枕が展示されていたが気味が悪かった。

 頼朝は自分の地位を脅かされたくないのか、腹違いの弟の義経を滅ぼし、範賴という弟も死に追いやってしまう。

 そして因果応報か、自分の子供達は暗殺されたり、若くして亡くなったりしている。北条政子も子供に先立たれたり、夫の浮気やら何やら苦労が絶えなかったと思う。大河も物語なのでどこまで歴史に忠実かはわからないが、だいたい、あんな感じだったのだろう。

 しかし日本史も、ずーっと戦いの連続だ。今はウクライナで1日に50人から100人の人が死んでいるという。過去の過ちを繰り返していいのか。戦いの無い世の中はいつ来るのだろうか。