「となりのチカラ」終わっちゃいました。

 「となりのチカラ」が3月いっぱいで終了しました。とってもいいドラマでした。視聴率がどうのこうのとネットに載っていましたが、いいものはいい。松潤は全然違ったタイプの役を演じきりました。しかし松潤もあれだけ三枚目になれるんですね。あのドラマの中で二枚目の松潤をさがすの大変でした。可愛かったけどね。人間味あふれたチカラ君大好きです。これから歳を重ねて行きながらいろんな役に挑戦してみて下さい。灯ちゃん役の上戸彩さんはポンポンものを言うけど本当はやさしくて素敵な奥さんでした。子役がまた素晴らしかったです。愛理ちゃん、高太郎君、好美ちゃん。愛理ちゃんはちょっとくせのある個性的な娘さん、演技が抜群にうまいです。将来的には蒼井優さんみたいな独特な雰囲気の女優さんになるのかな。愛理ちゃんはいつもお父さんの事は今一だと思っていますが、将来の夢というテーマの参観日の作文の発表で「お節介なお父さんみたいな人が1%位いたら世界はもっと良くなると思う」と、この言葉はジンときました。何気にお父さんのいいところをちゃんと見てるんだと思います。余談ですが、ただちょっと思ったのは灯ちゃんが実家に帰ってしまった時、愛理ちゃん、大きいんだから、お父さんにばかり頼らずに食事の支度とか手伝えよ、チカラ君も灯ちゃんも、しっかり躾しなきゃなんて思ったりして。高太郎君はかわいい、下ネタ大好き、うちの孫に似ています。好美ちゃんは始めほとんど台詞が無く、でもブランコに乗っている時、チカラ君に優しい言葉をかけられ涙を流すところなんて本当にうまかったです。

 毎回毎回いろんなテーマがあって考えさせられました。必ず涙が出るシーンがありました。虐待、介護問題、親子の問題、外国人の就労問題、精神的に問題を抱えた人々の苦しみ等々。

 虐待をしたら妻や子は去って行ってしまいますよ。介護施設に入れることは悪いことではありませんよ。自分の楽しみも大事にしなければいけませんよ。親子仲良く一緒に暮らすには多少の我慢は必要ですよ。外国人の就労問題はたくさん課題がありますよ。子供を殺された過去を持つ管理人さんの苦しみはどんなか、精神的な疾患を克服して生きていくにはどうしたらいいんでしょうか。そんな事を問いかけてくれています。そして、人にお節介する前に、まず自分の一番身近な家族を大切にするようにと教えています。

 最後のチカラ君の台詞、(引用)「俺達大人の役目は、よりいい世界を子供達に残してやることだって。身近な人が安心して生きられる世界を作るために小さくても自分にできることをこつこつやるしかないって。」とってもいい言葉です。それにしても、チカラ君のような優しい人ご近所にほしいですね。

 遊川和彦さんの脚本、演出面白かったです。田中哲司さんのナレーションも猫ちゃんとぴったりで良かったです。上戸彩さん、めっちゃ可愛いです。松島菜々子さん、どんなにおばちゃん役でも素敵になっちゃう、お綺麗でスタイル抜群。小沢征悦さん、悪役似合いますね。映美くららさん爽やかな美しさです。99.9の時は幸せな奥様を演じていらっしゃいます。風吹ジュンさん、演技すごいです。清江さんがチカラ君に言った「あなたに会えて良かった」という言葉は心に響きました。孫の長尾謙社さん、爽やかです。上条知樹役の清水尋也さん、難しい役をこなしましたね。ソニンちゃん、たどたどしい日本語がかわいいです。管理人さんの星譲役の浅野和之さん、いろんな役をこなしてらっしゃいますね。NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では、伊東祐親役を好演されておりました。そして、いい味だしてるのが、コーヒー店の店長の夙川アトムさんと編集者の本間奏人役の勝地涼さん。

 その他の役者さんもお疲れ様でした。毎週木曜日が楽しみでした。素敵なドラマをありがとうございました。

 いつか松潤の舞台を見に行きたいです。あとは来年の「どうする家康」ですね。楽しみに待ちます。